玉ねぎの保存方法
2019.01.22
ふるさと納税や、一般のお客様に玉ねぎをお届けした時によくお問い合わせでいただくのが、
「玉ねぎの保存方法はどのようにしたらよいでしょうか?」という質問です。
9月ごろに収穫した、普段スーパーにも並ぶ皮が茶色の玉ねぎでいうと、井澤農園では、冬期(12月~2月)にも玉ねぎを出荷していますが、保存は断熱材を吹き付けた屋外倉庫で行っています。
井澤農園の玉ねぎは通常の玉ねぎよりも糖度が1~4度ほど高く、凍りにくいのですが寒すぎるとどうしても凍ってしまいます。
寒い時には倉庫はマイナス20度以下になってしまうので、玉ねぎにはモーフをかけて、必要な場合はストーブを付けて燃料を使って保存しています。
このような手間や燃料代がかかるので、冬の時期の玉ねぎは秋よりも少し手間代をプラスして販売しています。
さて、上記は井澤農園での玉ねぎの保存方法ですが一般の家庭ではどのように保存したらよいかと言いますと、
「涼しく、風通しが良く、日が当たらないところで保管」することがポイントです。
最適温度は0度~5度なので、玄関や車庫がいい気温でしょうか?
ジメジメする場所はカビる可能性があるのでNGです。
だいたい、10度ちょっとある場所に保存する場合は2ヶ月をめどに食べ切ってくださいね。
もっと寒ければ春先まで持ちます。
井澤農園では、温かくなってくると自家消費用玉ねぎはウォークイン冷蔵庫に玉ねぎを保管します。
そうすると、7月いっぱいまで玉ねぎが食べられます。
「段ボールから出して、ネットや麻袋で保存したほうが通気性が良くて玉ねぎにはいいのでは?」と言われる場合もありますが、ネットに入れてしまうと乾燥しすぎてしまい皮がどんどん剥がれていってしまいます。
皮がはがれると、玉ねぎ自体も乾燥していってしまいますし、家の中も汚れてしまいますよね。
なので、お届けした段ボールのまま玉ねぎを使ってくだされば、、、と思います。
切ってしまった玉ねぎは、切り口にラップをして冷蔵庫で保管してください。
切ってしまうと、空気中の菌が玉ねぎについて悪くなってしまうので早めに使い切ってしまってくださいね。
また、どうしても家が暖かくなったりすると玉ねぎの種の保存の遺伝子が目覚め、芽が出てしまいます。
(種の保存、カッコいいので赤くしてみましたw)
玉ねぎの緑色の芽は、ジャガイモのように毒があるわけではないので食べられます。
色や歯ごたえが気にならない場合は食べてください。
ただ、芽が出るとどんどん玉ねぎ自体がしなびてしまいます。
何十個も芽が出始めてしまうと美味しく食べきるには時間が足りないので、お裾分けするか、炒め玉ねぎにして冷凍してしまいましょう。