【玉ねぎ百科事典⑦】サマーレッドの特徴
2019.07.10
2019年度、井澤農園で栽培している玉ねぎの品種は11品種になりました。ここ数年、9種類から13種類の玉ねぎを生産していますが、それぞれの作りやすさや味の違いなどを加味して、だいたい作る品種が決まってきています。
井澤農園では赤玉ねぎ(紫玉ねぎ)も4品種栽培しています。そのうちの1種類が、今回紹介する「サマーレッド」。残りが「アーリーレッド」と「レッドアイⅡ」と、北海道栗山町でしか栽培がされていない「さらさらレッド」です。
サマーレッドとは
おそらく栗山町でしか栽培がされていないのではないかと思われます。その理由はというと、栗山町で種の育種を行っている「植物育種研究所」が開発した品種で種の量が少ないから。
サマーレッドの特徴はというと、赤いサラダ用の玉ねぎということです。アーリーレッドやレッドアイよりも早く出来上がる品種でみずみずしく、辛みも他の赤玉ねぎよりも少なく、甘みが強いのが特徴の玉ねぎです。
井澤農園のサマーレッドのこだわり
サマーレッドはみずみずしいのが特徴なのですが、水分が多くて柔らかい分、機械で収穫をするとキズが付いてしまいます。キズが付くと、そこから菌が入って病気になってしまったりカビてしまうのです。
そこで、しっかりした品質を確保するために井澤農園ではサマーレッドは手作業で一つ一つ収穫を行っています。
7月中旬くらいから収穫が始まるのですが、その時期の北海道は気温30度前後の日もざらにあります。暑い中、地面にはいつくばって収穫している珠玉の玉ねぎなのです。
白玉ねぎの「雪景色」と同じ時期に収穫することができるので、一緒のご注文をお勧めします!
サマーレッドのおススメの料理
サラダがおすすめです。また、甘さを控えめにしたマリネ液やピクルス液に漬け込むと、サマーレッドの本来の甘みがより引き立ち、美味しく召し上がれます。
サラダにする際は、水さらししなくても大丈夫。しゃきしゃきした食感が楽しめますよ!(生玉ねぎの辛味が苦手な人は水さらししたほうが良い)
たくさん玉ねぎを作ると大きさも様々できます。写真のようなミニ玉ねぎもご用意ありますので丸ごと使ったピクルスは見た目もキュート。常備菜にしてカレーの付け合わせやポテトサラダに刻んで混ぜてもいいですね♪