【玉ねぎ百科事典①】札幌黄(さっぽろき)の特徴

2019.02.13

札幌黄_井澤農園

井澤農園が栽培している玉ねぎの品種は毎年10種類以上。「玉ねぎにも品種があるの!?」と驚かれることもしばしばありますが、あるんです!世界には何百種類もあるんですよ~!

今回は、最近名前が知れて有名になった「札幌黄」という品種についてご説明します。

玉ねぎの品種?

「玉ねぎにもいろいろ品種があるんですよ」と言ったって。「玉ねぎは玉ねぎでしょ!ほかの名前は聞いたことが無いよ~。新玉ねぎくらい?」と思う方もいらっしゃるはず。

確かに、ほとんどのスーパーでは「玉ねぎ」としか書いてありません。

じゃがいもには、男爵やメイクイーン、きたあかりと品種が様々あることは皆さんご存知かと思います。なんと、玉ねぎにもじゃがいもと同じように品種が様々あるのですよ。ここだけの話、絶対じゃがいもより品種の数は多いです。

井澤農園で栽培している玉ねぎの種類だけでも毎年10種類以上。茶色い皮の玉ねぎ以外にも、白い玉ねぎと赤い玉ねぎとあるのですが、見た目ではわからない品種もあります。

見た目ではわからなくても、調理の特性や味には違いがあるのです。

しかし、スーパーでは「玉ねぎ」としか書いていないので、スーパーの棚に並んでいる玉ねぎの中にはいろいろな品種が混じっているものもあるかもしれません。もちろん、新玉ねぎにも様々な品種名があるのですが、それはまた今度。

 

札幌黄とは

記念すべき玉ねぎの品種別紹介の1種類目は「札幌黄」にしました。

札幌黄とは、北海道で古くから栽培されている玉ねぎの品種と言われており、一度は絶滅しかけた玉ねぎです。

北海道で「古く」と言えども歴史は浅く、明治初期ごろから栽培が始まったと言われています。

味はすこぶる良いのですが病気に弱く、出来上がりの玉ねぎの形も大小様々だったり形がいびつだったりするのが特徴で、農家的にはとても育てにくい品種です。

札幌黄をベースに品種改良され、病気に強くてたくさん収穫できる品種もできているのですが、味はやはり札幌黄に軍配が上がります。

「伝統野菜」や「固定種」が注目されている現代ですが、昔作っていた品種が今では作られなくなっていることの背景には、生産現場ならではの理由が多いです。

 

井澤農園の札幌黄のこだわり

そんな育てにくい札幌黄ですが、井澤農園では栽培期間中は農薬不使用で育て上げます。

ハウスの中で井戸水をくみ上げ、暑い日には毎日水やり。手塩にかけた玉ねぎは味が濃くとってもきれいで色が濃い!

札幌黄_井澤農園

写真をご覧ください。

画像無修正で、収穫したてでこの皮の色。ポリフェノールたっぷりなのが見た目でわかります。
(玉ねぎの栄養価は皮の色の濃さも影響すると言われています)

それもそのはず、井澤農園はたっぷり有機肥料を入れて栄養たっぷりの土作りをしているんです。

 

井澤農園の札幌黄は、7月下旬から9月にかけての間収穫しています。

貯蔵性は悪くはないのですが、年をまたぐと玉ねぎの頭から緑色の芽がひょっこりしてくることも。

年内に食べ切ることをおすすめします。

 

札幌黄のおススメの料理

札幌黄の食味的な特徴です。

玉ねぎを輪切りにすると何重にも層が分かれていますよね。札幌黄はその層の厚みがあるので肉質が柔らかく、甘みが強い玉ねぎです。

煮込みや揚げ物などに加熱すると、甘みが出ておいしい。

味もコクがあり、炒め玉ねぎやグリルにして少し焦がしたくらいが濃厚な味わいが楽しめる、そんな、是非1度は召し上がっていただきたい品種の玉ねぎです。

 

↑これは、ヨメのあやかが作った札幌黄のキッシュです。絶品ですよ!

 

ただ、生で食べるのはおススメしません。辛みが強く、せっかくの甘さが辛みに負けてしまうのです。泣きを見ます(笑)

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